延べ床面積 | 70m2 |
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計画策定費 | 35万円 |
耐震工事費 | 310万円 |
合計費用(水廻り改修含む) | 470万円 |
補助金 | 157万円 |
実質負担額 | 313万円 |
■調査と耐震診断
神戸市垂水区において 住宅の耐震診断と構造補強をおこなっった。
神戸市の耐震診断は無料です。 こちら、耐震工事の補助金が130万円 計画策定の補助金が27万円 利用できました。
風呂とキッチンもやりかえたため、470万ほど費用はかかりましたが、157万円の補助金を利用することができました。 ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
■費用概要
延べ床面積 | 70m2 |
---|---|
計画策定費 | 35万円 |
耐震工事費 | 310万円 |
合計費用(水廻り改修含む) | 470万円 |
補助金 | 157万円 |
実質負担額 | 313万円 |
■調査と耐震診断
こじんまりとした住宅である。西面は特に外壁のモルタルが浮いている状況がみられた。
西面の外壁クラックの状況写真二階バルコニーの防水が弱っていた。
基礎にクラックが見られた。
二階東側にバルコニーが存在している。
耐震診断の結果である。
1階東西方向0.42 南北 0.78 2階 東西 1.17 南北 0.91
今回診断しました結果、「倒壊する可能性が高い」と判断されました。
・上部構造(建物)の総合評点としては「倒壊する可能性が高い」との結果になっており、1階の南北方向東西方向で評点が非常に低く、2階南北方向も評点が低いことが挙げられます。
・・基礎:現地調査により基礎は「無筋コンクリート造」と判断しました。
・軸組:筋違は図面がない為、無しと判断しました。・壁の配置・耐力:配置に関しては、1階東西方向の配置が悪く特に耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げています。
・劣化度:・2階バルコニーの塗膜防水が劣化しクラックが見受けられます。雨漏りの原因になりますので防水をお勧めします。
・一般室(台所)に、床面に傾斜、振動が存在しています。・外壁については隣地からの調査が必要の為十分な調査確認できませんでした。・小屋裏は天井点検口が存在せず、床下も点検口が存在しない為、確認できませんでした。 精密調査をお勧めします。地震に耐える壁の耐力が不足しています、又、壁の配置バランスも悪いため、バランスを考慮の上、耐震補強をされる事をお勧めします。地震に強い建物にするための補強方法としては、現在ある壁を中心にバランス良く壁の耐力を高め、特にバランスの悪い部分については開口部の一部に耐力壁を追加する事をお勧めします。補強場所としては1階南北方向壁,1階東西面方向壁,2階南北方向の壁補強などが考えられます。
構造補強を検討した。
■補強計画
補強計画は、壁部分を構造用合板で補強し、柱頭 柱脚に 金物を設置する、外壁クラック等の劣化部分を改修するということで
評点1以上が計上されることが判明したので、補強を行うことにした。
■補強工事
材料検収である。使用する構造用合板は9mm、フォースター。N50の釘。柱頭柱脚に使用する金物。
バルコニーの防水工事を行う。塗膜防水は下地処理とプライマー塗布、補強布を貼り、しっかりとネタを何度も塗り重ねることが重要である。
台所の改修状況写真。改修前の状況と解体の状況写真。壁は土壁であり、小舞が見える。
解体して、柱頭柱脚に金物を入れる。
構造用合板を貼るための下地を作成していく。柱に枠をつけ、柱に厚さ9mmの構造用合板を、N50の釘でピッチ150で打ち付ける。構造用合板は柱と上部梁、下部土台につける。
床は300mmピッチで根太をはり、天井も材をはっていく。
構造用合板の上にクロスをはったり、パネルを貼ったりし、床はフローリングで仕上げる。キッチンも設置する。リフォーム後、きれいな台所ができあがった。